ファラデーは電磁誘導により、電流を発生させましたが、これは一瞬の発生にすぎません。
持続的な電流を発生させようと実験を重ねたファラデーは電磁誘導の法則の発見の数ヵ月後、
銅板の周りに磁石を設置して銅板を回すと電気が発生するという、
アラゴの回転盤 を利用した装置を発明しました。
正確にはアラゴーの回転盤の原理を解明するための実験装置であったのですが、とにかくこれにより、
ファラデーの当初の目的であった「磁力から(持続的な)電流を発生させる」ことに成功したのでした。
これが世界初の発電機であり、機械エネルギーを電気エネルギーに変換する最初のものとなりました。