ヘンリーの発見と生涯 |
アメリカの物理学者。電磁誘導に関する初期の実験的研究で知られている。 1797年、ニューヨークのオールバニーで労働者の子として生まれた。 1830年までに、鉄心に絶縁破覆した細い針金を幾重にも巻きつけた強力な電磁石を完成させていた。 同年、電磁誘導を発見したが、発表の段階でファラデーに先を越された。 1832年、自己誘導を発見した。 これは導線の作る回路の電流が変化するとき、回路内に起電力を生ずる現象である。 その後実用的な電動機を製作し、1835年には電気リレーを開発した(これは後に 電信機に利用された)。 1878年、ワシントンで死去。 |
ちょっと雑学 |
インダクタンス(誘導係数)の単位は1893年にヘンリー(H)と名づけられた。 |