- ・すごいぞヤング・・・・Thomas-Young(1773-1829)
- ・ヤングさん。
- イギリスの物理学者。
- ヤングの干渉実験 (光) は有名なハズ。
- 2才で字を読み,4才で聖書を2回読んだらしい。
- 14才の時にはラテン語で自伝を書いたとか・・・。
- 学生時代は 神童 、 天才 、 奇才 と呼ばれ,卒業後は特に 光の分野 で大活躍!
- 他にも,表面張力を研究したり,弾性の論文を発表してるし,弾性の定数は今でも“ヤング率”とよばれている。
- 更に,医学・生物学から,果ては諸外国語までも,使いこなし,エジプトの象形文字の研究までやった,つわものである。
- 肩書きは更に凄い。
- 物理学者の他にも,病院医師,度量衡委員,自然哲学教授,海軍省顧問,古典学者・考古学者,保険会社監事,・・・・などなど。
- そらやりすぎやろー。
- と,とにかく凄い人やったんやね。
- ・ヤングさんは何故ヤング率を定義したのか。
- それまで“光は小さな粒である”とした“粒子説”が主流だったのですが、光の研究をしていたヤングさんはある日、“光は波ではないか”と考えました。
- 光が音と同じように“波”ならば
- → 音は硬いものほど速く伝わる
- → 光速はとても速い
- → 光の伝わる物質はとても硬いのでは?
- → どれくらい硬いのだろう
- そう考えたヤングさんは、光の伝わる物質の硬さを求めるために、ヤング率にたどり着いた・・・ようです。
- ・ヤングさんの一生
- 1773.6.13
- イギリスのサマーセット州・ミルバートンに生まれる。
- 1792
- セントバーソロミュー病院で医学を実習する。
- 1793
- “眼の焦点調節の原理”に気づく。
- 1794
- エディンバラ大学でも医学を学ぶ。
- 1795
- 更にゲッティンゲン大学(独)でも医学を学ぶ。
- 1796
- ゲッティンゲン大学から医学博士の学位をもらう。
- その後2年間を,ケンブリッジ大学で特別研究生として過ごす。
- 1799
- ロンドンで医院を開業する。
- 1800
- “光の諸現象”は,波動説の方が適合していることを示す。
- 1801
- 王立研究所の自然哲学教授に任命される。
- “光の干渉性”の発見を発表。
- “眼の焦点調節の原理”を実験的に証明する。
- 1803
- “光の波動説”が確立する。
- 1803.7
- 王立研究所を辞職し,開業医に戻る。
- 1805
- “毛細管現象”についての理論を発表する。
- 1807
- “ヤング率”を導入する。
- “自然哲学講義”を出版する。
- 1808
- ケンブリッジ大学から医学博士の学位をもらう。
- 1811
- セントジョージ病院に勤める。
- 1817
- “光が横波である可能性”を示唆する。
- 1818
- 象形文字に関する論文を発表する。
- 1829.5.10
- ロンドンで死去。
- ・現在位置。
- ヤング率
- →すごいぞヤング
- ・参考文献
- ・世界科学者事典 / D・アボット / 原書房
- ・科学技術 人名事典 / I・アシモフ / 共立出版株式会社
- ・科学・技術人名事典 / 都築 洋次郎 / 北樹出版
- ・古典物理学を創った人々 / エミリオ・G・セグレ / みすず書房